Facebookインスタントゲーム
2021年10月、米Facebookは「Meta Platforms」への改称を発表、仮想空間のメタバース事業にかける意気込みを内外にアピールしました。
しかし依然として、同社の収益の大半は、SNS事業の広告収入によって生み出されています。
同社を代表するSNSのFacebookは、日本ではビジネス面での利用が目立つイメージですが、海外では老若男女が日常的に活用し、月間約30億人がアクセスしています。
そのFacebookで、カジュアルゲームが遊べるWebゲームプラットフォーム、「Facebook Instant Games」が公開されたのは2016年末。
もともとHTML5技術に強みを持っていた私たちは、即座にFacebookと提携。
横スクロール型ランニングゲーム「Super Dash」を、翌年3月にリリース。配信1週間後には、累計プレイヤー数が100万人を突破しました。
Facebookインスタントゲームは、ネイティブゲームのいわゆる「ハイパーカジュアルゲーム」と同じく、ゲーム内に表示される広告により売上が作られます。
その売上面で転機になったのは、第2作のボウリングゲーム「Super Bowling」です。
指で画面をなぞってボールを投げるシンプルな操作は、中高年以上のFacebook利用者にとてもマッチし、Facebookメッセンジャーを通じて広く拡散。
孫と祖父母とのコミュニケーションなど、世界中の人々の日常生活のひとコマとなりました。
そして同作の成功を受け、ネオンきらめくナイトクラブをモチーフにした「The Bowling Club」や、カジノのスロットとコラボした「Casino Bowling」。
さらに大リーグのホームランダービーをカジュアルに楽しめる「Super Baseball」や、インドで最も人気のあるスポーツ、クリケットを題材にした「Super Cricket」など、Super Bowlingのヒットのお陰でスポーツ・レクリエーション系のカジュアルゲームを、多数配信することができました。
結果、2022年末には世界で累計1.6億人のプレイヤーに、私たちのインスタントゲームを楽しんでいただけています。
もちろんこれだけの規模になると、それなりの課題も出てきます。
「1分1秒でも早く起動」はWebゲームの宿命。フロントエンドのHTML5ソースコードは、常に過酷な減量が求められます。
またサーバサイドでも、日本以外の様々な国と地域から寄せられるリクエストを、Facebook上のプロモーションに応じてさばき切らなければなりません。
私たちには、その実績があります。
私たちの業務に興味をお持ちの方は、こちらから気軽にお問い合わせください。